長男がメンフィスから帰ってきました。
この2週間、たった18時間一緒にいただけです。 土曜日の夜の9時半頃に教会に迎えに行きました。久しぶりに会う長男、本当に嬉しいでした。 家のソファーに座るや否や、ノートを取り出して、メンフィスであった出来事を読んで聞かせてくれました。 前回のケンタッキー宣教旅行の時に、「あれ、いつの出来事だったかな?」なんて言う事があったので「ちゃんと日記を付ける様に。」と言っておいたのです。 いろいろな事があったようです。 長男のグループの小学生3年生の子達は、メキシコ人が一人、白人が一人、後は黒人の子達。 悪い子ばかり(言う事を聞かない子達)かなぁ。と心の準備をしていったのですが、みんな良い子達ばかりだったそうです。 白人の子は、母親は家にいるけれど、義理の父親は刑務所にいる。 メキシコ人の男の子は、とてもわんぱくで、そのわんぱくが過ぎて人を泣かす事もある。 黒人の一人の**ちゃん、祖母やおばさん達と住んでいる。いい子なのに、家族全員が怠け者でぐうたらな生活をしている。 生活費は多分国からの援助金。 「とても良い子達で、愛する事がすぐにできたよ。」と言っていました。 さて。。。。 そこで大きな出来事がありました。 過去記事のライアンという子を覚えていらっしゃるでしょうか。 長男と同じ教会なのですが、キリスト教はこの世を駄目にする!神など存在しない! と言って教会に来なくなったのです。 そのライアンが、メンフィス宣教旅行に参加していたのです。 長男はこの1年以上、ライアンの事を祈り続けていました。 メンフィスに着いても彼にいろいろと話しかけていたのです。 ある夕方、チック•フレーと言う所に夕食を食べにいき、みんなで食事をしている時に気づいたのは、ライアンは一人で座り外をじっと見ていたのです。 長男はすぐにライアンのそばに行き、「どうしたの?何か話したい?」と語りかけました。 ライアンの両親は離婚をし、母親は素晴らしいクリスチャン男性と結婚をしていて、今私達の教会に来ています。 しかし父親は、、、、。 「父親なんかに会いたくない。」と彼は言い続けています。 その父親が住んでいる街が、このメンフィスなのです。 彼はほほから首にかけて大きな赤い痣があります。 小さい頃から子供達にからかわれてきたそうです。 そんな事を思い出し、父親の事を思い出し、何とも言えない気持ちになっていたのでしょう。 長男がそばに座って話しかけたら、止まる事なく泣き出したそうです。 ライアンは、「誰からも全く愛なんて感じない。僕はひとりぼっちだ。」と言いながら。 長男はライアンの手を取り、彼の言う事をひとつひとつ祈っていったそうです。 『僕たちを見て、人が何と思おうがかまわない。』と思ってそのままライアンの手を取り祈り続けたそうです。 教会の宣教グループは食事が終わり、みんなで食料買い出しに行こうとしています。 長男やライアンを呼びにきた子がうるさく「おい長男、もう行く時間だよ。」と何回も言ったそうです。 長男は腹が立ち、彼を睨みつけたとか。 そこで高校生の部の牧師が来て、「長男、僕たちは食料を買い出しにいってくるから。1時間半くらいしたらまたここに帰ってくる。気の済むまで話したら良い。」と言って出て行きました。 長男は泣き続けるライアンの手を取り、彼の背中をさすりながら必死で祈ったそうです。 1時間ほどライアンは泣き続けたそうです。 次の日、キャンプ場のある林の中でまたライアンと長男との会話。 ライアン = どうして長男やコートニー(ケンタッキー宣教旅行で一緒のリーダーだった子)は僕に愛を分けてくれるんだ。どんな時にでも側にいてくれる。 長男 = それは僕の愛ではなくって、主イエス様の愛なんだよ。僕は主イエス様を心に持っていないとできない事だよ。 そこでまた長い間話をしたそうです。 次の朝、ライアンが長男の所に来て 長男、僕はクリスチャンになりたい。 と言ったそうです。 長男は、「僕の後から一緒に祈ってね。」と言い、罪の悔い改めの祈りと、主イエス様を心に受け入れる祈りをしたそうです。 その後すぐに高校生の部の牧師に連絡。 牧師 = 今聖霊様がライアンの心に入られた。今すぐに電気が走るような衝撃がなくとも、それで良いから。聖霊様は確かにライアンの心に入られたのだから。 その夜、祈りの集いで、ライアンがクリスチャンになった事をみんなに告白をしました。 ライアンはみんなの前で「クリスチャンになった証」を話したそうです。 その証の最中に聖霊様に触れられて、跪いて大きな声を上げて泣いたそうです。 もちろんずっと祈ってきた長男も大泣き。そこにいた仲間達も涙。 ライアンは、「この世に神など存在しない。」と言う哲学の本を持って宣教旅行に来ていたのですが、「この本を燃やしたい。」と言い、みんなの前で燃やしたそうです。 ライアン = 本当に嬉しい。愛を感じる! 長男達が帰ってきた後、ライアンの母親と義理の父親に教会で会いました。 彼らに走りより、大きなハグ! 母親は、「あの子の事をずっと祈ってきたのよ。本当に嬉しいわ。」と涙をポロポロ流しながら言います。 ライアンも家に帰ってから、神様との交わり、長男との話し合いを両親に話してくれたそうです。 そして、沢山の哲学書(無宗教の本)などを全て焼いたそうです。 人が一人救われる(クリスチャンになる)と何物にも代え難い喜びを感じます。 高校生の部の牧師の話 長男とライアンをレストランに残し、食料を買いにいった牧師。 彼が長男に言った事は、 牧師 = 長男、ライアンの話を聞いてくれて祈ってくれて本当に良かったよ。 でもさぁ。 あのTシャツを着て(長男の来ていたTシャツをさしています)、高校生の男の子達が、一人は泣き、一人はその子の手を取り背中をさすっている光景は、ちょっと怪しかったよ。 長男もライアンも、そのレストランにいる時に、何人かの目線を感じたそうです。 長男 = あの人達は、僕たちが同性愛者だと思ったんだと思う。まっ、人が何と思おうが良いけどね。ライアンが救われたんだもの。 そ!その人たちにまた会う訳でもないし。何と思われても良いです。 人気blogランキングへ 応援のクリックをお願いします。
by chieko-2
| 2011-06-21 10:47
| 全能の主
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Comments(10)
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elina
at 2011-06-21 20:52
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すばらしい証をありがとうございます。 嬉しい知らせは私たちの心を元気にしてくれます。 更に長男さんが用いられ祝福されますように
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千絵子
at 2011-06-22 03:17
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hatoko
at 2011-06-22 23:49
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嬉しい報告をありがとうございます。
あの記事を読んだ頃は、難しいな~と思っていましたが、 こうやって月日がたって神様がライアン君のこころにふれてくださって 心からの信仰告白をできたこと、感謝ですね。 長男くんが用いられたことも。 家族がたくさんいるとそれだけで大変だと思いますが、 そのぶんたくさんの恵みを見聞きすることができますね。 その分かち合いをここで知れることも感謝です。 (長男くんの着ていたTシャツが気になります、笑)
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anna
at 2011-06-23 06:17
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千絵子
at 2011-06-23 19:59
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** はとちゃん
ライアンの事は、私達の心にありました。 彼は本当に賢い子なのです。『この頭脳を主の為に使って欲しい。』と思っていました。 >家族がたくさんいるとそれだけで大変だと思いますが、そのぶんたくさんの恵みを見聞きすることができますね。 本当に主に感謝です。 子供が3−4人だったらどんなに楽だろう!なんて良く思いますが、はとちゃんの言う通り、その分恵みも沢山です。 長男の着ていたTシャツは、70年代のヒッピー達が良く来ていた、白のシャツを染めた物です。 教会の子の家で、『タイダイシャツ作り』という催しがあって、長男は5枚作ったのです。 そのシャツが大好きで、いつも着ています。 ケンタッキー宣教旅行の時に、Tが長男のシャツを着ていて、長男が腹を立てたのもこの「タイダイシャツ」の1枚なのです。
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千絵子
at 2011-06-23 20:00
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at 2011-06-24 11:25
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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chieko-2 at 2011-06-29 21:28
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at 2011-07-06 19:38
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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chieko-2 at 2011-07-11 22:23
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