四男は、今のチームで頑張ると決断をしました。
そして、四男の試合が先週の金曜日にありました。相手校は、この10年間勝ったことのない高校です。去年は、フィールドゴールだけの得点で。3-6で負けました。四男の蹴ったボールだけ得点を得たんです。* フィールドゴールは1回3点獲得する。
去年は四男の高校で試合でしたが、今年は相手校での試合でした。私達は、試合の始まる約1時間半前にはスタンドに座っていました。
最初に四男の高校H校がタッチダウンで6点。四男のPATは、ブロックを受け失敗。なんでブロッカーがちゃんとブロックをしないのかな?!と憤慨する母。
H校は2回目のタッチダウンで12得点。前回のタッチダウンでPATが取れなかったために、四男のキックはせず2得点をする作戦。しかしそれは失敗に終わり、12得点のまま。
第3クオーターで、37ヤードのフィールドゴールを決めるチャンス。四男は50ヤードは軽く決められるのに、失敗。四男は肩を落としてベンチへ帰ります。* ベンチと言ってもフットボールの場合、ベンチはなく立ったまま。
四男のチームメイト全員、ボールのある方に行ってチームを応援しているのに、四男は一人のチームメイトと離れて立っています。なんか彼の後ろ姿がとても寂しそうでした。やっぱり37ヤードを決められなかったのが痛かったです。
そうこうするうちに、相手校がタッチダウン。相手校のPATはポールにあたって失敗。まだ12対6.あと2分ちょっとしかないと言う時に、相手校はどんどんボールを進めてきました。残り1分を切った時に相手校のタッチダウンで12対12。相手校がPATを決めれば試合は決まったも同然。負けてしまいます。しかし、四男の高校はそのPATを阻止。 ディフェンスのラインマンが走り込み、PATをブロック。
その時の四男は、ベンチでジャンプしながら大喜びしていました。
相手高校のキックオフ。四男のチームのキックリターンは、60ヤードは走って相手校の陣地に。残り時間は20秒ほど。何とかファーストダウンを決めて残り30ヤード。残り時間7秒。
やっぱり四男のコーチはちょっとおかしいんです。ちょっとボールを進めて、キッカーのキックできるポジションに持っていくのが普通です。しかし、四男のコーチは2回もタッチダウンをするごとくボールをエンドゾーンに投げたんです。2回とも失敗で時間切れのゲーム終了。
四男の高校の応援席は大きなブーイング!!とそこへ、相手チームの反則で黄色のフラッグ!!
試合の時計は0を示しています。あと1回だけのチャンス。
コーチはタイムアウトを示し、キッカーの四男を呼びます。第3クオーターと同じ37ヤードのフィールドゴールです。フィールドに入る前に、四男はフォールダー(ボールを抑える子)と祈っていました。四男はフィールドに入り、ボールが置かれるだろうという場所から、キックのために走り出すところまで歩いて距離を測ります。H高校の観客の歓声度は最大限になりました。
ボールがスナップされてフォールダーのもとへ。ボールがスナップされると同時に、四男は蹴るがごとく走り出します。四男の蹴ったボールは、ゴールの真ん中を通り抜けました。すると、キャー!!という大きな歓声。それと同時に、チームメイトたちは四男に駆け寄ります。「おい四男、ヘルメットを脱げ!」そして四男を彼らの肩に乗せ、歓声を上げながら歩きました。私はすぐに手を天に挙げ、全知全能の神様に感謝の祈りを捧げました。
試合が終わり、選手全員控室に帰った後も、四男は3-4人の記者からインタビューを受けていました。多分ラジオ実況中継のインタビューもあったようです。
今朝の新聞の四男へのインタビューでは、
記者 = 先にミスをしたので、緊張はしませんでしたか。
四男 = 少しも緊張はしませんでした。神様は自分に力を貸してくださると確信していました。
と出ていました。
万軍の神であられるお方のご計画は素晴らしいです。
全て綿密に計算がされています。
もし四男がPATを決める時に、ブロッカーがきちんとブロックをしていて、四男がPATを決めていたり、第3クオーターで37ヤードのフィールドゴールを決めていたら、勝っても四男の価値など全く認められずに普通の勝利とされていたことでしょう。
第3クオーターのミスで、四男は「もっとしっかりとしなければ。」と奮い立たせてくださったのかもしれません。
または、ノータイムのフィールゴールを決めるための練習をさせてくださったのかもしれません。
このノータイムのフィールドゴールで、四男もきっと自信が持てたと確信しています。
私達が自分のことを計画するよりも、もっと素晴らしい計画を立ててくださる主イエス様に感謝します。